取扱商品

山口屋、看板商品。特別季節はありませんが、新豆の季節11月頃から年内の豆は自然の味わいを感じる事ができます。
又、色がほのかに白く仕上がるのもこの季節にしか見ることのできない楽しみです。
※つぶれていない豆のタイプもあり、「金時豆」という呼び名で区別しています。味。原料などは「惣菜うずら」と同じです。

惣菜うずら豆

北海道・十勝産の「大正金時豆」のみを使用して、伝統を守りながら一釜ずつ丁寧にじっくり煮ています。塩は鳴門天然海水100%の塩を使用し、ピリッと味をひきしめてただ甘いだけの煮豆とは、ひと味違います。
こだわりの「うずら豆」は、当社の看板商品です。
年末や季節に合わせて作る「うぐいす豆」「紫花豆」「豆きんとん」もご好評を いただいております。

原料 大正金時:北海道十勝産 / 砂糖:上白糖 / 塩:鳴門並塩、
天然海水100%(糖度)32度 (塩分)0.68%
賞味期限 製造日より14日間 要冷蔵保存に限る 
※保存料、着色料、人工甘味料は一切使用していません

製造工程

機械化が進む工場が増える中、全ての工程が手仕事で行われます。一釜・一釜、子供を育てる様な気持ちでめんどうを見ながら 製造しています。季節によって変化する豆質や水温・気温に対応し、一年を通してやわらかくふっくらと仕上げるよう日々気を 配ります。

生豆の選別

北海道から配送される豆、自然の物なので枝や小石などが混入する 恐れがあります。
専門の手慣れた者が1袋ずつ丁寧に手選別をしてそれらを取り除く 作業。

生豆の選別

仕込み

寒いとき、暑いとき、季節に応じて水温や浸す時間を調整し、
ベストな状態を保つよう仕込みます。

仕込み

豆煮

季節により変化する豆の質を、一年通して同じ仕上がりを目指し
一釜・一釜気を配りながら煮てゆきます。

豆煮

看板

「豆」と同じく手作りの小さな看板が1つ有るだけです。
目立つ物ではないですが、山口屋らしく演出しています。
個人のお客様も、この小さな看板を発見して「宝探し」のような 気持ちになるそうです。

看板

山口屋佃煮店の歴史

70年以上前、先代の山口春作が旧浦和市仲町にあった「小川家」という名の佃煮屋で修行を積みました。ひたむきにただ取り組む姿を 主人に買われ、のれん分けをしてもらう事が出来ました。ここから「山口屋佃煮店」の歴史が始まります。

当時は戦後の物資の少ない世の中でのれん分けをしてもらってもすぐには売るものもなく佃煮から惣菜をその日に買える材料を工夫して売り歩いていたそうです。

その後学校給食に提供するパン屋さんの具材を依頼され「ポテトサラダ」「やきそば」と並び佃煮屋で習得した技術を活かした「あんこ」 「うぐいす豆」を製造する事となりました。そこから「あんこ」「うぐいす豆」が評判となりました。

ある時、うずら豆を煮たところ煮る時間を間違え豆の形がなくなり、やわらかい煮豆が出来てしまいました。沢山の失敗作を捨ててしまう のはもったいないと頼み込んで売り歩きました。それが思いの外好評となり現在まで引き継いで看板商品となった「山口屋のやわらかい惣菜 うずら」が生まれました。

現在は、先代春作の「惣菜うずら豆」を代表商品とし、技と味を守りつつ「紫花豆」など新しい豆にも着目し開発の努力をしております。